即戦力がつく英文法

『即戦力がつく英文法』(DHC) の内容を補足していきます。

『即戦力がつく英文法』に対する否定的なレビューのご紹介

『即戦力がつく英文法』のアマゾンでのレビューは通常と異なり、肯定派12対否定派11ときれいに分かれ、珍しいことに真ん中の三つ星がゼロです。

 

肯定派は普通ですが、否定派のレビューの内容が異常です。アマゾンに対して、本の内容のレビューに名を借りた断定的判断が中心で、著作者本人の批判ではありませんかと申し入れましたが、問題なしとの態度です。

 

そこで、ここに掲載して、みなさまに見ていただく一方で、法務省に人権救済を申してました。

 

以下、引用・・・

 

アマゾンでの否定的なレビュー

9件中1 - 9件目のレビューを表示(星1つ). すべてのレビューを表示

5つ星のうち1.0目指した方向性は評価できるが、あまりにもまとまりに欠けわかりにくい

投稿者wholovesthesun2015年3月17日

形式: 単行本

5文型を中心とするような旧態依然とした学校文法に代わるものとして新たな文法を提示しようとする著者の姿勢は非常に期待を持たせるものであるのだが、本書はあまりにも残念なものであった。以下、その残念な理由である。

 

1.構成が分かりずらい

 

 分量の多い書籍であり、最初から最後まで通読するタイプの書籍ではないと思うが、どこに何が書かれているのかが非常にわかりづらい。独自の構成・用語を使っているために、何かを調べたいときにどこを参照していいかがすぐには分からない。たとえば、「言いたいことAに続く言いたいことBを同格で、あるいは従たるものとして扱う」という項目があるが、内容は「等位接続詞」と「従位接続詞」についての項である。「等位接続詞」と「従位接続詞」といった用語を使いたくないがためにこのような項目名にしているのかと思いきや、本文中では普通には「等位接続詞」と「従位接続詞」という言葉を使っており、わざわざわかりにくい項目名にする意味が理解できない。

 

2.索引がない

 

 ただでさえ分かりにくいにもかからず、さらに致命的な点としては索引がないこと。この手の書籍で索引がないというのは通常考えられない。

 

3.内容の難易度がバラバラ

 

 何の説明もなく、いきなり「スル的表現」「ナル的表現」(p.49)という専門用語が出てくるかと思えば、かなり基本的なことを説明していることもある。英語研究者の研究について多く言及しているが、「誰々の研究によれば」というだけで具体的な文献が明らかにされないことが多く、いったいどの文献に述べられているのかも不明な場合が多い(巻末の参考文献にも載っていない)。一般向けではなく、研究者向けでもなく、ではいったいだれに向けて書いているのか、と疑問に感じずにはいられない。書籍の最初にターゲット読者を説明しているが、適切とは思えない。

  

4.文章が読みにくい

 

 親しみやすさを出すためか、基本的にですます調でかかれてており、口語的な表現が使われているが、やわらかすぎると感じる。厳密性が求められる文法というものを扱う書籍でこのような文体はなじまないと思う。また、文章自体が必要以上に長くて読みづらい場合が多い。 「時制上のデフォルトは現在形です」(p.68)、「外界での経験に対するリアクションを」(p.47)、などのような必要性に疑問の残るカタカナ語の多用も読みづらくさせている原因の一つである。

 

5.誤植、表現の揺れ

 

 他の方も指摘されているので書かないが、誤植や表現の揺れが多い。たとえば、上述した「スル的表現」「ナル的表現」は別のページでは「する的」「なる的」とひらがなで書かれている。

 

 著者は著者のブログにおいて5文型を批判したうえで、こう述べている(5文型が)「今でも教育現場で通用しているのは、単に教えやすいからということのように思えます」。「教えやすい」ということは「理解しやすい」ということでもあるだろう(イコールではないにせよ)。本書と比べれば、フォレストなどの英文法書に代表される「教えやすい」英文法のほうがまだマシである。

 

 私は旧態依然とした学校文法に代わる新たな文法書の登場を心待ちにする者の一人であるが、本書を読む限り著者にはその能力は無いように思う。残念ながら。

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5つ星のうち1.0ターゲットのB2の方にとっては☆1、上級者にとっては☆2ぐらい

投稿者Amazon カスタマー2015年1月22日

形式: 単行本

1/24 加筆、修正

 

私の英語能力については、海外在住経験はないものの、日常的に仕事で英語を使っており、TOEICは満点をとっています。(文言を覚えていないものの)「何もわかってないバカが適当に書き散らしている」といったニュアンスのことを著者がTwitterで主張していたので、英語の実力も書き添えた次第です。

 

それから、著者の言動、人格とそのOutputの質とは別だと考えてます。実際私はこの著者の本を他にもいくつか買っています。つまり、言動から徒に評価を下げているわけではありません。

 

本題です。

 

本書に価値が全くないとは言いませんし、実際に私も価値がありそうだと考えたからこそ(割と悩んだのですが)購入しました。しかしレーティングは1から1.5ぐらいだと思います。2択なら1です。

 

  1. ターゲット層のミスマッチ

 

私が1月に本書を買うまでの間にすでにレビューの中ではターゲット層と合わないという批判は多く見られ、「CEFRでB1が対象なら」と書かれている方が何人かいらっしゃったかと思います。この「B1が対象」なのかどうか、買うまでは確認できていませんでしたが、なんと前書きの冒頭に「この本が目指すのは、ひととおり英語(特に中学英文法)を終えた人が、CEFRのB2レベル(中級の上)まで行けるようお手伝いすることです。」と明記されています。つまり、B1(以下)が対象なのでしょう。

 

B1以下が対象であれば、徒に難解で情報量が多すぎること、タイトルで謳っている「即戦力がつく」とはとても評価できないことから、B1以下の人にとってのこの本の評価は5段階で1と考えています。著者がけなしているフォレストのほうがよほど役に立つことでしょう。

 

情報量についてはこの本を手にとってみれば一目瞭然ですが、難解さについても一例を示します。27ページにSVCの事例としてappearを使った例文が出ていますが、たとえばこの例文に出てくるsprainedという単語をB1以下の方のうちどれぐらいの方が知っていますか?

 

Wordcountという、コーパスによって個別の単語の出現順位が確認できるWebサイトによれば、sprainは出現順位49,510位、sprainedは37,666位ですが、この3万語レベル、4万語レベルの語彙を知っている人はB1, B2にはあまりいないでしょう。著者のような英語の達人であれば、もう少し簡単な語彙を使って例文を構成することができたはずですが、全体的にかなり難しい語彙、表現が散りばめられています。また、訳文は出ていますが語注は出ていません。したがって、B1, B2ぐらいのの方にとってはかなり難しい用語が多数出てくる本と言えると思います。

 

一方でこの本について高い評価をしているレビュワーの方がいらっしゃいますが、この方々はおそらく英語学習者としてはかなり実力が高い方なのだと思われます。実際にこの本で得られるであろう知識、気付きは色々とあろうかと思います。反面、こういったレベルの方からすると徒に初歩的な内容が多々含まれており、これも「読みづらい」とされる一因だろうと思います。このレベルの方にとってはこの本の評価は5段階で2か2.5ぐらいかなと思います。

 

従来にないタイプという評価は私も同意するのですが、上級者レベルになると海外の(英語で書かれた)文法書にあたれるため、競合の範囲が広がってきます。その中で上位と言える評価ができるかどうかは疑問に思っています。

 

  1. 構成、読みやすさの問題

 

読みづらさ、情報量ということで言うと、Grammar in Useのようにレベル別に分冊してあれば、ビギナーからしても上級者からしてももう少し読みやすいものになったかもしれません。

 

ちょっとしたTipsを示す際に親指を上にあげたような形の記号が使われてますが、このTipsのコーナー、文字通りTips的なちょっと細かいけどこういった情報も有用だといった情報と、(B2レベルから見ても)ものすごい初歩的なことが混在しています。せめて記号を使い分けていればいいんですが、混在しているのでますます読みづらい一因となっています。

 

この本に限りませんが、本筋の部分だけ読んで細かいTipsは(消化不良になるので or 時間節約のために)読み飛ばそうという人も結構多いんじゃないかと思います。ところが、どうでもいい(ものすごく初歩的な)ことを書くときも、あるいはちょっと有用かもしれないことを書くときも同じ記号が使われているので読みづらくなっています。(本屋さんで手にとって見ればわかりますがこのTipsはかなり多いです。)

 

それから誤植の類、著者が「たったこれしかない」と暴れているのを見かけましたけど出版社が出している正誤表以外にもありますよ。まだ読んでいる途中ですがたとえば89ページの例文、上から3つ目。これは見るからに例文差し替えの際に和訳を差し替えなかった例ですね。他にもありますよ。このレビューを書いている1/22時点では出版社の正誤表には出てませんでしたけど。

 

この著者が出している他の本の中にはもっと高い評価をしている本もあるのですが、この本については低い評価となりました。

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5つ星のうち1.0わかりづらい上に見づらい

投稿者キタムラケンタVINEメンバー2014年12月30日

形式: 単行本

著者がTwitterで学習者に有益な情報を発信しているのを見て購入を決めました。

感想はタイトルの通り、日本語がまどろっこしくてわかりづらい上に,

ページの関係でしょうか、級数が小さく、行間も詰まっており非常に見づらいです。

ところどころためになることが書かれているのですが、砂金すくいのようなものでストレスがたまります。

もちろんその砂金すくいを楽しめる「専門家」もいるのでしょうが、一般の学習者は手を出さない方が賢明でしょう。

著者は旧来の文法書(フォレストや一億人の英文法など)を批判していますが、

こんな本を出しておいてよく言えるなと思ってしまいました。

 

誤植については著者がアフターサービスと称して開設したブログに数十にのぼる誤植を載せていました。手違いがあったということで現在は誤植一覧は非公開になっていますが、誤植デマを流したのは他ならぬ著者です。

 

なぜこの本が読者に受け入れられずレビューが炎上したのかよく考えてから次の本を書いて欲しいです。そうじゃないと本を出すたびに低評価がつくのでは?

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5つ星のうち1.0説明が分かりづらく、誤字脱字も多すぎる

投稿者Amazon カスタマー2014年12月29日

形式: 単行本

とにかく説明が分かりづらく、理解するのにとても時間がかかる。そのような膨大な時間は、正直、ほとんどの社会人にはないだろう。また、誤字脱字も多い。もう少し、学習者の為の視点を持って欲しい。特に、発売後に著者がtwitter等で「アフターサービス」と称して、誤字脱字の一覧をまとめているのには驚いた。それだけのボリュームがあるのであれば、事前の校正の段階で気付ける筈であり、そのまま発売したのは、著者と出版社の怠慢と言わざるを得ない。全くのお金の無駄であった。返して欲しい。

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5つ星のうち1.0読みにくい、わかりにくい。

投稿者Acc2015年1月5日

形式: 単行本Amazonで購入

他の著書、著者のことを散々こき下ろしていた著者の著作。期待していましたが、説明がまどろっこしくこれを本人がわかりやすいつもりで書いているのなら、学習者にとっては困りものです。特に自分のような英語に苦手意識がある人間には精神的トラウマになるほどハードルの高さを感じました。誤植、誤字もひどい。ご自身での弁解も言い訳がましく見ていて痛々しい。専門家なのはわかりますが、学習者目線に一切降りる意識がない。上から目線で大変しんどい。

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5つ星のうち1.0今までにない新しい文法書ですが

投稿者ゆあごーるど2014年12月31日

形式: 単行本Amazonで購入

発売前からとても楽しみにしていました。

内容は今までの文法書とは違う切り口でとても新鮮で面白いものです。

でも、これまでに出された星の数ほどある文法書を勉強していれば必要かどうかはわかりません。

個人的な考えですが文法は大西泰斗さんの『一億人』と『実践ロイヤル』(+フォレストなどの基礎的な総合英語)が

あれば良いし、読み物としておまけで読むのが良いかと思いました。

後は誤植がたくさんあるのは仕方ないとして、Amazonで早期予約した方だけが手にできた

ページ数調整のため泣く泣くカットした準動詞の「完全復刻版」をすべての購入者の為に公開していただきたいです。

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5つ星のうち1.0うーん

投稿者jiro2015年1月5日

形式: 単行本

筆者がツイッターで、アマゾンのレビューはひどいと書いているが、そんなことはない。わかりづらい。

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5つ星のうち1.0誤植一覧

投稿者bbb2015年1月11日

形式: 単行本

p29 11行目(soundの項目)

(×)Her voice

(○)His voice

 

p53 7行目

(×)カレーチキン

(○)チキンカレー

 

p75 3行目

(×)Where do we change trains.

(○)Where do we change trains?

 

p162 下から9行目

(×)on Monday?

(○)on Monday.

 

p200 下から5行目

(×)provide

(○)provides

 

p205 下から2行目

(×)your clothes.

(○)your clothes?

 

p262 下から8行目

(×)how's that possible.

(○)how that's possible.

 

p404 下から4行目

(×)旅好

(○)旅行

 

p428 下から14行目

(×)小学英語義務可

(○)小学英語義務化

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5つ星のうち1.0誰に向けて書かれた本なのか

投稿者english2016年2月20日

形式: 単行本Amazonで購入

まず、日向さんは、日本は、ノーベル賞を輩出するなど基本的に優秀だが、英語だけは駄目だと言ってますが、それは違うと思います。まず第一に日向さん本人が、ネイティブをも凌駕する圧倒的な英語力をお持ちで、それだけでノーベル賞級でしょう。日向さんレベルに英語ができる人は多くないかもしれませんが、20人くらいはいるでしょうから(日向一派に限っても)、それだけで日本の英語力は随分高いと評価することができるのです。さて、本書ですが、星1つにするか、星5つにするか、ずいぶん悩みましたが、結局星1つとしました。日本人の大多数が本書を手に取って役に立つとは思えないからです。本書は、日向さん本人も認められておる通り、英語の専門家からは非常に高い評価を得ています。一方、TOEIC900点台というような英語力が極めて貧弱な方たちからは評価が芳しくありません。FORESTなどで英語を学んでいる人にとっては、本書はレベルが高すぎて手がでないでしょう。日向さんは、せっかく日本人としては稀に見る英語力をお持ちなのですから、英語力の低い日本人を見たり、英語教育の悲惨さを見て、嘆いて愚痴ばかり吐いておられる生産性の低い活動をなさるのではなく、せめてその高い英語力を生かして、日本のために、世界のために活動していただきたいと思っております。ノーベル賞受賞者が、日本の庶民がニュートリノの基本理論を理解できていないで嘆く、などということはしてないでしょう?(笑)

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