即戦力がつく英文法

『即戦力がつく英文法』(DHC) の内容を補足していきます。

CEFRが言うコミュニケーション能力について

CEFRはコミュニケーションのための言語能力を

linguistic competences

sociolinguistic competences

pragmatic competences

という3つの側面から取り上げています。

要するにコミュニケートするというのは、一定のコンテクストの中(だから社会言語能力が必要)での具体的言語活動(だから実際的運用能力が必要)に関わる言語という記号の体系を操作する(だから文法知識が不可欠)ことだと解されます。

どういうものか、絶版になっているCEFRの日本語訳が以下で公開されています。上の説明に対応しているのは、これの、5.2.1 (116頁 ) から 5.2.3 (136頁)の部分です。

http://www.dokkyo.net/~daf-kurs/library/CEFR_juhan.pdf

この部分をお読みくだされば、『即戦力がつく英文法』の序章がわかりやすくなるかもしれません。